キャベツの価格が高騰 主産地の天候不順で 高値傾向はしばらく続く見通し
キャベツの価格がこれまでにないほど高騰している。能代市内のスーパーでは、昨年末の2倍ほどに上昇したところも。現在の主産地である関東地方が天候不順による生育不良に見舞われ、出荷量が減少したことが背景にある。スーパーは、少しでも手に取ってもらいやすいように2分の1サイズにカットするなどして販売。キャベツを多く使う飲食店は他の葉物野菜で代用するなど、原材料費負担の上昇に頭を悩ませている。市場関係者は、しばらく高値傾向が続くとみている。同市のあるスーパーでは9日、神奈川県産のキャベツが2分の1サイズで298円(税込み322円)、4分の1サイズで158円(同171円)で販売。担当者は「ここまで高くなるのは経験にない」と話す。