ドローンの「聖地」目指すプロジェクト始動 事業停止したゴルフ場を活用

 一昨年12月に事業停止した八峰町峰浜字田中の能代カントリークラブ(能代CC)で、ドローンの「聖地」を目指すユニークなプロジェクトが始まった。広大なゴルフ場の特性を生かして国内外の大会誘致やエンターテインメント、観光、教育に活用するなど多様な展開を描く。9日に現地で元日本代表のプロレーサー・犬飼豊紀さん(茨城県神栖市)によるドローンの実演や勉強会を開き、市や八峰町、県山本地域振興局、商工・観光団体など約30人が用途の広い無人機の可能性に理解を深めた。聖地化構想は、同市浜通町の能代電設工業が地域活性化の一環で企画。国内ではドローン飛行の規制が厳しいが、広い敷地があり、近くに住宅密集地がないといった能代CCの地の利を生かし、世界大会や国内レースの誘致を目指す。

プロレーサー犬飼さん(手前)がドローン飛行を実演。ゴルフ場の新たな可能性に期待を寄せる参加者(能代カントリークラブのクラブハウスで)
プロレーサー犬飼さん(手前)がドローン飛行を実演。ゴルフ場の新たな可能性に期待を寄せる参加者(能代カントリークラブのクラブハウスで)

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