能代市、夜間乗合タクシーの実証運行へ コサクルのシステム活用し24日から
能代市の斉藤市長は6日、市役所で記者会見を開き、24日から市街地で初の「夜間乗合タクシー」の実証運行を開始すると発表した。市の「まちなかコサクル」のシステムや停留所を活用し、第一タクシー(万町)が自主事業として行う。夜間の移動手段を新たに確保することで、タクシーや運転代行の慢性的な不足や混雑の緩和を図るとともに、飲食業界の誘客推進にもつなげたい考え。実証期間は3月31日までで、運行時間は午後7時30分~10時。予約はスマートフォン向けアプリのみ、支払いはPayPayのみ。料金は1人1回880円とする。斉藤市長は会見で「どんな効果があるか、喜んでもらえるかを検証したい。夜の時間帯(の経済)が元気にならないと街が元気にならない。足を確保することで、そのきっかけにしたい」と述べた。