うちわ太鼓の音響かせ「寒修行」 能代市の感応寺
寒さが厳しくなる頃とされる二十四節気の一つ「小寒」の5日、能代市萩の台の感応寺(近藤文陽住職)で寒修行が始まった。近藤住職がうちわ太鼓の音を響かせお経を唱えながら街なかを歩き、住民や地域の平穏を祈願している。同寺院の寒修行は、明治42年の開創以来、寒の入りの頃に毎年行っている。この日、末広町、景林町、畠町、柳町、西通町などを巡った近藤住職は「寺離れ、檀家離れが進んでいると言われる世の中だが、寒修行で地域を回ると檀家の皆さんが応援してくれ、関係の深さを感じることができる。雪かきをしている方々も声を掛けてくれてありがたい」と話した。寒修行は、節分の来月2日までに5日間ほど行う予定。