「地域の台所」動き出す 能代青果市場で初競り

 能代市鳥小屋の能代青果地方卸売市場(塚本吉久社長)で5日朝、初競りが行われ、安全・安心な食を安定的に供給する「地域の台所」が動き出した。地場産のキャベツやネギなどが競りに掛けられ、場内は1週間ぶりににぎわいを見せた。午前7時に合わせて、スーパー・小売店関係者や地元生産者など約30人が来場。塚本社長(74)が年頭のあいさつに立ち「去年の反省を踏まえ、いろいろな社会情勢や異常気象、円安、物価高に少しでも対処していきたい。皆さんには今まで以上にご協力をお願いする」と呼び掛けた。初競りに掛かったのは、地場産のダイコン、キャベツ、ニンジン、ネギ、トマト、シイタケなど10品目で、競り人の威勢のいい掛け声が響く中、次々と競り落とされていった。担当者によると「まずまずの売り上げだった」という。

競り人の威勢のいい声が場内に響き、活気に包まれた初競り(能代青果地方卸売市場で)
競り人の威勢のいい声が場内に響き、活気に包まれた初競り(能代青果地方卸売市場で)

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