能代市大森の民家近くにクマ 柿の木に登り実を食べる
2日夕、能代市大森字大森村でクマが目撃された。クマは民家近くの柿の木に登り実を食べた後、いなくなった。通報を受けた能代署が現場周辺で警戒広報を行い、屋外に出歩かないよう住民に呼び掛けた。目撃した民家の女性(73)によると、2日午後5時30分ごろ、飼い犬がほえるため、外の様子を見たところ、柿の木に登って実を食べている1頭のクマを発見。犬の威嚇にも動じず居座っていると、一回り大きい別のクマが現れた。不安を感じ、自治会長を通して同署に連絡。署員が現着した時にはすでに2頭とも姿を消していた。また、同8時ごろにも再び犬がほえ、外を確認すると、クマ1頭が同じ柿の木に登り、実を食べているのを見つけた。その後いなくなったが、最初に目撃したクマに似ていたという。この日出没したクマが親子かどうかは不明。現場付近では、先月31日にもクマが目撃されているほか、クマが食べたとみられる柿の食べかすが同民家の車庫裏で見つかっている。