多幸願い頭をガブリ 獅子舞が家々巡る 三種町浜田地区
三種町浜田地区で1日、「浜田獅子舞愛好会」(清水秀男会長)による新春恒例の獅子舞が行われた。3匹の獅子が地区内の家々を回り、1年の家内安全や無病息災、五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願した。同愛好会は、昭和58年の日本海中部地震で暗いムードが漂う地域を活気づけようと発足。独学で獅子舞を学び、翌59年から毎年元日に合わせて披露している。現在は会員約60人が活動している。41年目の今回は、20代以上の14人が参加。浜田地区館に集合して「新町」「大通り」「上町」の3班に分かれ、各方面の民家など約200軒を回った。各家の玄関先で「あけましておめでとうございます。健やかな一年と弥栄(いやさか)を願いまして。はらいたまえ、清めたまえ」とおはらいした後、獅子が囃子(はやし)に合わせて力強く舞い、住民の頭をかんで多幸を願った。