笑顔あふれる一年に 初詣、大勢の参拝客繰り出す
令和7年が幕を明けた1日、能代山本各地の寺社には多くの参拝客が初詣に訪れ、にぎわいを見せた。地域住民らは、平和で安心して暮らせる年になるようにと、家族や友人らと静かに祈った。能代市御指南町の日吉神社(平賀優子宮司)では、31日午後11時45分ごろから若者や家族連れ、カップルらが参道に列を成し、年が明ける瞬間を待った。1日午前0時を過ぎると、参拝客がさい銭を入れてかしわ手を打ち、静かに家内安全や学業成就などを祈った。社殿前や社務所周辺では「あけましておめでとう」「今年もよろしくお願いします」などとあいさつを交わしたり、縁起物を買ったりする参拝客の姿が見られ、おみくじも人気を集めていた。県内の大学に通い、同市大瀬侭下の実家に帰省中の大和駿平さん(20)は「健康で事故なく、幸せに過ごしたい」と幸福を祈願した。各地の神社では、2日も多くの住民が参拝に訪れ、にぎわいを見せた。