八峰の「輝サーモン」、4季目の養殖11日開始予定
八峰町の漁師らでつくる「八水」(菊地陽一社長)は、今季も同町の岩館漁港でトラウトサーモン「輝(かがやき)サーモン」の養殖を行う。4季目の今回の養殖数は昨季と同じ1500匹で、11日に始める予定。今季は季節(沿岸)ハタハタ漁の遅れに伴い、例年12月下旬の開始時期からずれ込む。菊地社長(45)は「生存率80%以上を目指して頑張りたい」と意気込みを語る。サーモンの養殖事業は、ハタハタの漁獲量減少などを受けて漁師の安定した収入確保や雇用創出を目指す「育てる漁業」の試み。3年12月に県から委託されて県内初の取り組みとして始まり、2季目の4年からは八水の事業として県や町の補助金を活用して行われている。