三種町のソラマメ農家が「劇団」立ち上げ 特産品継承へ「関心高めたい」
三種町に劇団が誕生した。その名は「劇団そら豆」。劇団員は、JA秋田やまもと野菜果樹部会そら豆部門の生産者だ。農業者が劇団を立ち上げ、演劇を披露する背景には、地元で育てられる農産物への関心を高め、農地を次世代の担い手に引き継いでいきたいという思いがあるからだ。空に向かって、さやが付くソラマメは、その姿から健やかな成長を祈る縁起物と言われ、繁栄の象徴ともされる。「生産活動も劇団活動も取り組むならば、みんなで面白く」──。三種町のソラマメ農家には結束力がある。