能代ロケット実験場、水素社会実現へ存在感 施設拡張、今夏にも稼働
能代市浅内の宇宙航空研究開発機構(JAXA)能代ロケット実験場が、次世代エネルギーの「水素」に関する研究の場として存在感を高めている。全国の企業や大学等が、同実験場で液体水素を活用した試験を実施。規模の大きな試験ができること、サポート体制の充実ぶり、保安距離が確保できるなどを理由に重宝されている。昨年12月には今夏の稼働を目指して拡張工事がスタート。完成すれば、さらに大規模かつ幅広い試験ができるようになる。「水素社会」の実現に向け、能代からの貢献が期待される。