伝統の手打ち大詰め 年越しそば作りが盛期

 1年の厄や苦労を切り捨て、新しい年の健康や幸せを願って食べる「年越しそば」。能代山本各地のそばどころでは、年越しそば作りが最盛期を迎え、製造施設は活気に包まれている。このうち能代市戸草沢の鶴形そば製造加工(小林秀彦代表取締役)では25日から年越しそば作りが始まった。社員やアルバイト約30人体制で、先月中旬ごろまでに予約があった約4万3千食分を製造し、店頭で引き渡すほか、産直施設やスーパーに出荷するという。鶴形そばは、地元で栽培したソバ、つなぎには地場産の大豆で作った豆乳を使った風味豊かな十割そば。ベテランの社員らによる伝統の手打ちそばは、市内外の多くのファンを魅了しており、今年は地域住民を通じて県外からの注文もあったという。

大みそかが迫り、年越しそば作りがピークを迎えている(能代市戸草沢で)
大みそかが迫り、年越しそば作りがピークを迎えている(能代市戸草沢で)

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