今季ハタハタ漁わずか4・2㌧ 昨季の1割にも満たず 県漁協北部支所管内

 県漁協北部支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は29日、今年の操業を終えた。同日までの漁獲量は832・4㌔で、例年なら1日で取れる量の1㌧にも満たない異例のシーズンとなっている。沖合漁も3・4㌧と振るわない。沖合と沿岸を合わせた漁獲量はわずか4・2㌧で、不漁と言われた昨季同時期の45・6㌧の1割にも届かない。厳しい状況の中、沿岸漁は来年1月3日に再開され、10日まで行える。岩館漁港では刺し網漁を操業する経営体すべてが継続する方針で、70代男性は「年明けも様子を見ながら、少しでも取れると信じて続ける」と話した。

県漁協北部支所管内の季節ハタハタ漁は29日が今年最後の操業日。漁の後片付けに追われる漁師(八峰町の八森漁港で)
県漁協北部支所管内の季節ハタハタ漁は29日が今年最後の操業日。漁の後片付けに追われる漁師(八峰町の八森漁港で)

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