正月に向け忙しく 能代山本の餅店や民家で鏡餅作り本格化

 新年を間近に控え、能代山本の餅店や民家では鏡餅作りが本格化している。もち米をふかしてつき上げた餅を丸めていく「縁起物」作りに大忙しで、作業場には活気が漂っている。正月や祭事などに神仏に供える鏡餅。円形に作った大小の餅を2個重ねる。丸い餅を重ねることで「福が重なる」、「円満に年を重ねる」といった由来があるとされる。創業63年になる藤里町藤琴の石川餅店(石川安信代表)は28日、鏡餅作りに取り掛かり、29日までに約150㌔を仕上げる。この時期はきりたんぽの需要も増えるため、1年で一番の書き入れ時となる。28日は午前4時に作業を開始。女性たちが慣れた手つきで手際良く進め、「いい年になりますように」と願いを込めながら、大・中・小と3種類の鏡餅を仕上げていた。

正月に供える鏡餅作りがピークを迎えている(藤里町藤琴で)
正月に供える鏡餅作りがピークを迎えている(藤里町藤琴で)

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