正月用のハタハタ求め 八峰町、年の瀬の観光市にぎわう
年末年始の大型連休が28日、始まった。来月5日まで最大9連休という長期休みで、能代山本のスーパーや市場などでは連休初日、年越しや正月に備え、食料品などを買い求める住民の姿が目立った。鮮魚店5店舗が入る八峰町八森の「はちもり観光市」は、毎週土・日曜に開設。年の瀬の28日は今季記録的不漁となっている季節(沿岸)ハタハタを売り出した。ナマコや酢ダコ、カズノコなども豊富に用意。訪れた人は店主と「来年もよろしく」などと会話しながら、食材を買い求めていた。同町八森の女性(80)はハタハタを8千円分購入。「今まで買いたくてもずっと高くて手が出なかったが、やっと買える値段になった。正月に食べたい」と笑顔を見せた。観光市は29日のほか、月曜日の30日も特別営業する。