「除夜の鐘」準備整う 能代山本の各寺院、梵鐘のほこり払う

 能代山本の梵(ぼん)鐘がある寺院では、大みそかを前に1年間のほこりを払う作業が行われている。このうち三種町鵜川の鳳来院(茂林友道住職)では27日、住職らが本堂に向かって右側の大縁に設置している直径60㌢、高さ1㍍ほどの梵鐘を丁寧に磨き上げ、1年を締めくくる準備を整えた。茂林住職(66)は「元日の能登半島地震をはじめ災害が目立ち、世界では紛争が続くが、人々が希望を持って一生懸命進んでいくことが大切。負の気持ちや弱い心を打ち消し、新しい年の希望を祈りながら鐘を突いてほしい」と語った。鳳来院では、31日午後11時45分から除夜の鐘を突き始める。参詣客にはお守りを配る。

大みそかを前に、梵鐘を丁寧に磨き上げる住職(三種町鵜川の鳳来院で)
大みそかを前に、梵鐘を丁寧に磨き上げる住職(三種町鵜川の鳳来院で)

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