能代市、実質公債費比率が微増 将来負担比率は60.8%に
能代市は、5年度決算に基づく財政健全化判断比率を公表した。四つの財政指標のうち、財政規模に対する借入金の返済額の大きさを示す実質公債費比率は前年比0・6㌽増の8・7%で、将来負担しなければいけない負債の大きさを示す将来負担比率は12・6㌽増の60・8%となったものの、健全化が求められる基準を大きく下回っており、市は「財政は健全な状況にある」としている。ただ、増加傾向にある実質公債費比率は、一般廃棄物処理施設の整備で11年度にピークの11・4%に上る見込みとし、「今後も歳出の抑制と収入の増加に取り組んでいく必要がある」と話している。