灯籠の大規模修繕を 不夜城在り方検討会、能代市に「中間取りまとめ」報告
大型城郭灯籠が能代市中心部を運行する能代七夕「天空の不夜城」の在り方検討会(座長・山内繁県立大名誉教授)は25日、中間取りまとめの内容を斉藤市長に報告した。山内座長は「天空の不夜城は能代市における大型観光イベントとして市内外に認知され、地元愛の醸成や将来的な地域定着、Uターンをはじめとする移住にも寄与し、持続可能な地域づくりの一翼を担うものとして、改善や見直しは必要であるものの、基本的には継続すべき」と話した上で、灯籠の大規模修繕や灯籠制作の担い手確保、デジタル技術の導入を来年度から優先して取り組むべきと提言した。斉藤市長は取材に対して「課題を整理、克服できるように前向きに検討し、予算を確保したい」と述べた。検討会は今後も協議を続け、年度内を目標に最終的な提言書を改めて市に提出する方針。