季節ハタハタ漁、極めて不振のまま終盤 定置網漁は終漁

 県漁協北部支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は、極めて不振のまま終盤を迎えた。漁獲量(24日現在)は約350㌔で、過去10年間で最少だった平成29年の漁獲量(24㌧)にも遠く及ばない。本隊接岸の実感がないまま、25日までに定置網漁を操業する経営体すべてが終漁。刺し網漁は今後も継続されるが、漁獲量の大きな伸びは見込めない。記録的な不漁に、漁業者からは来季以降の漁への懸念を示す声も聞かれる。同支所管内の「初漁」は今月19日で、自主禁漁明けの平成7年以降最も遅い初漁日になった。その後も不漁は続き、24日までに競り・入札が行われたのはわずか3日間。24日までの漁獲量は359・2㌔で、漁港別で見ると八森127・3㌔、岩館231・9㌔。能代市の能代港では水揚げがなく、22日に漁を終えた。

本隊接岸の実感がないまま終盤を迎えた県漁協北部支所管内の季節ハタハタ漁。25日に少しでも取ろうと操業する漁師(八峰町の八森漁港で)
本隊接岸の実感がないまま終盤を迎えた県漁協北部支所管内の季節ハタハタ漁。25日に少しでも取ろうと操業する漁師(八峰町の八森漁港で)

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