
季節ハタハタ水揚げ低調続く 漁を切り上げる漁師も
県漁協北部支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁は22日、八峰町の八森、岩館両漁港で計13・7㌔の水揚げがあった。20、21日に取れていたハタハタも含め、31・4㌔が競りに掛けられ、雌は1㌔当たり約6千円の高値が付いた。一方、各漁港では今季の漁を切り上げる漁師も見られ始めた。岩館漁港で操業する男性は、21日に2㌔を取ったが22日で終漁を決めた。男性によると、21、22両日に青森県深浦町で1㌧超の水揚げがあったことから、「岩館にも少しでも来ないかな」と淡い期待を抱いて22日も漁に出たというが、「2㌔を取るのが精いっぱいだった」とため息。燃料費や人件費がかかることを考慮し、男性は「このままずるずる続けても赤字なのは目に見えているので、22日でやめることにした」と話した。
