「八森ハタハタ」高値でも完売 初漁後の観光市に待ちわびていた消費者続々
県漁協北部支所管内の季節(沿岸)ハタハタ漁の初漁から初めて迎えた週末の21日、八峰町八森の「はちもり観光市」にハタハタが並んだ。沿岸漁、沖合漁ともに不振が続く中、「八森ハタハタ」を待ちわびていた消費者が朝から訪れ、高値ながらも「初物を食べないと気が済まない」などと話し、旬の味を購入する光景が広がった。沖合で取れるハタハタは脂が乗っておいしいと言われ、季節ハタハタは成熟したブリコ(卵塊)を抱えた雌が特に人気を集める。21日、観光市のある店舗では「今季初大特価」とPRし、ハタハタ7匹ほどを3500円(税込み)で販売した。店主らが「ようやく入ったよ」「きょうで最後になるかもしれないよ」などとアピール。次々に購入され、営業開始から約2時間でほぼ完売していた。