ハタハタ高値に消費者はため息 八森産並ぶも手が出ない
本県のハタハタ漁は今冬、沖合の底引き網漁、沿岸の季節漁ともに極端な不調が続いている。八峰町の2漁港と能代市の能代港を管轄する県漁協北部支所管内では、19日に季節ハタハタが「初漁」となったが水揚げは10㌔に満たず、沖合漁もしけの影響などで出漁自体が大きく制限されている状況。冬の味覚の代表格であるハタハタの“不在”は、地域の消費にも影を落とす。市内のスーパーでは20日、八森産ハタハタがようやく店頭に並んだが、価格は例年にない高値で「手が出ない」という消費者の声も。入荷見通しの不透明さもあり、各店は「経験したことがない状況だ」と困惑している。