被災者ニーズに気付く大切さ理解 能代市で災害ボランティア活動実践研修
能代市社会福祉協議会と県社福協が主催する災害ボランティア活動実践研修は13日、市文化会館中ホールで開かれ、避難所生活で発生しそうなさまざまな困りごとや課題を書き出したり、話し合ったりして情報共有し、被災者の支援ニーズに「気付く」役割の大切さに理解を深めた。市内の自治会、自主防災組織、女性団体の会員や、民生児童委員、個人ボランティアなど約40人が参加。特定非営利活動法人にいがた災害ボランティアネットワーク理事長の李仁鉄さんが講師を務め、講義と演習の2本立てで実施。講義で李さんは、被災者支援について「困りごとは間違いなくそこにある。『助けて』と言いにくいことを理解し、支援する側が気付けると話の聞き方も変わる」などと述べ、どのような困りごとが発生するか支える側が知っておくことの大切さも助言した。