能代ロケット実験場に理解深め 能代市渟西小でJAXA研究者が講演

 能代市渟西小(近藤克彦校長)で12日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究者による講演会が開かれた。能代ロケット実験場(同市浅内)でエンジン開発や水素活用などの研究に取り組む坂本勇樹さん(33)が「能代の実験場は代わりの利かない重要な施設」と語り、児童たちは身近に国内有数の研究施設があることを改めて感じ取った様子だった。講演会は、若い世代の県外流出に歯止めがかからない現状を受け、県山本地域振興局が「自分の住む地域の価値や将来の進路について、親子で考える機会に」と、同校、同校PTAと協働で企画。4年生以上の児童約130人と、保護者約50人、教職員約20人が聴講した。

JAXAの坂本助教がロケット、水素など多様な研究について語った(能代市渟西小で)
JAXAの坂本助教がロケット、水素など多様な研究について語った(能代市渟西小で)

関連記事一覧

error: Content is protected !!