ネギ圃場への転換など促す能代市の補助金、51経営体が利用
能代市が今年度、特産ネギの土壌病害防止に向けて作付け圃場の転換を促す補助事業は、51経営体が利用した。昨年までとは別の圃場(ほじょう)で栽培された面積は計54㌶で、市内全体の作付面積の4分の1に活用された。同市で昨年まで2年連続で大雨や極端な高温により深刻な土壌病害が発生したことを受け、連作を避けて再発を防止することが狙い。JAあきた白神(本店・同市)がブランド化に力を入れる白神ねぎは今年度、病害などの大きな影響を受けず順調に販売額を積み重ねており、同JAは「市の補助事業に一定の効果があった」と受け止めている。同事業は「農地ばぐりっこ対策補助金」で、前年までネギ以外を作付けしていた農地に改植した場合、10㌃につき3万円の補助金を交付するなどのメニューがある。