印結び、心落ち着かせ 湖北小6年生が鳳来院で座禅体験
三種町湖北小の6年生が6日、同町鵜川の鳳来院で座禅を体験した。児童は正しい姿勢で心を落ち着かせるとともに、地域への愛着を深めた。同校は明治10年に創立。校舎が新築されるまでの数カ月間、鳳来院羅漢堂を臨時校舎として使用した。座禅体験は地域の歴史や文化などに触れようと毎年開催している。この日は6年生16人が本堂を訪れた。はじめに櫻田元康副住職が座禅を指導し、座禅の前後に座布団の前で合掌し一礼することや、指4本を重ねて親指を合わせる「法界定印(ほっかいじょういん)」、背筋を伸ばしてゆっくりと呼吸することなどを教えた。この後、児童たちは印を結び、線香1本が消えるまでの約15分間座禅に挑戦。姿勢を崩すことなく臨み、心を落ち着かせた。