白神山地でのニホンジカ目撃過去最多に 世界遺産地域巡視員ら対策求める
白神山地世界遺産地域巡視員会議は6日、八峰町八森のファガスで開かれた。東北地方環境事務所が八峰町、藤里町、能代市を含む白神山地周辺市町村におけるニホンジカの目撃状況について報告。5年度は241頭となり、過去最多だった4年度の229頭をさらに上回った。また、咆哮(ほうこう)が確認された地点も能代市と藤里町を含む13地点と、前年度(12地点)から微増。会議に出席した巡視員からは「本県側にカメラはないが、結構近づいて来ている。入って来てからでは遅いので、準備した方がいい」など、ニホンジカ対策を求める意見が挙がった。