師走の街に鈴の音響かせ 曹洞宗若手僧侶ら「歳末助け合い托鉢」
能代山本の曹洞宗の若手僧侶で組織する法友会(櫻田元康会長=三種町鵜川の鳳来院副住職)は4日、能代市と藤里町で恒例の「歳末助け合い托鉢(たくはつ)」を行った。僧侶たちは持鈴の音を街なかに響かせながら歩き、住民から善意を受け取った。托鉢は、僧侶が経を唱えながら街なかを歩き、善意の金銭を受け取る修行。同会は12月の「地域歳末たすけあい運動」期間に合わせて実施しており、今回で49回目を迎えた。今年は15人が参加し、善光寺(能代市豊祥岱)と自福寺(藤里町粕毛)を出発地点に各地を歩いた。このうち、善光寺には黒染めの衣と網代笠(あじろがさ)姿の8人が参集。本堂前で読経した後、「いのちを大切に」などと書かれたのぼり旗と托鉢箱を持って出発した。集まった善意は、中央共同募金会の「赤い羽根共同募金」に全額寄付する。