サキホコレ、能代山本4地域も作付け推奨地域に編入へ 生産は8年産米から
県は5日、県産米のオリジナル品種「サキホコレ」の作付け推奨地域について、能代山本の4地域(集落群)を含む県内24地域が編入される可能性があると明らかにした。令和4年に市場デビューしたが、県北は推奨地域から外れ、編入に向けた栽培試験が行われていた。県秋田米ブランド推進室によると、▽地域単収と同等の収量確保▽等級、タンパク質、水分といった品質・出荷基準──などの条件を、山本地域振興局管内の4地域も3年連続で達成見込みという。実際の作付けは8年度からになる見通し。12月県議会の農林水産委員会で県当局が報告した。サキホコレは、県が新たなブランド米として開発し「極良食味」を売りに市場へアピールしている。現在は品質確保に一定の気象条件が必要として、県央と県南の15市町村に作付け推奨地域を設定し栽培している。