小色紙に平安の和歌したため 能代図書館ですずりの会「書道作品展」

 能代市の書道愛好者らでつくるすずりの会(佐藤裕子会長)の「書道作品展~三十六歌仙~」が、能代市立能代図書館で開かれている。大河ドラマ「光る君へ」にあやかり、会員が三十六歌仙の和歌を小色紙に書き上げた力作が来館者の目を引いている。12月24日まで。同会は市働く婦人の家の自主学習グループとして10年以上前に発足。毎月2回同施設に集まり、臨書を中心に練習に励んでいる。展示は10月の働く婦人の家まつりにも出品した「三十六歌仙」で、会員が「光る君へ」の主人公、まひろ(紫式部)の気持ちに成り切って書き記した作品がずらり。色鮮やかな小色紙に在原業平や小野小町といった36歌人の和歌がしたためられ、読みやすいように仮名には濁点も付けている。時間は午前9時~午後7時。毎週月曜は休館日。

平安時代の和歌を記した会員の力作を展示(能代市立能代図書館で)
平安時代の和歌を記した会員の力作を展示(能代市立能代図書館で)

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