能代市に出没のクマ、郊外・市街地を長時間にわたり移動か
26日昼ごろから夜にかけ、能代市郊外や市街地の複数箇所でクマの目撃が相次いだ。市や能代署などによると、同日午後1時15分ごろに能代高の硬式野球グラウンド、同4時ごろに大瀬侭下の商業施設駐車場など、さらに同7時以降は豊祥岱の能代二中グラウンドや西通町の建物敷地の合わせて7件の目撃情報があった。県自然保護課は「人や車とばったり遭遇して驚き、逃げ回るうちに市街地の中にまで入ってしまったのでは」と推測する。同一個体か複数個体かは不明。関係機関は27日も警戒を行ったほか、「冬眠するまで餌を探し続ける個体もいる」として注意を呼び掛けている。