本格的な降雪に備え 能代山本各地で植木の冬囲い・雪吊り作業盛ん

 本格的な降雪を前に、能代山本各地の民家や事業所などでは植木の冬囲い・雪吊(つ)りの作業が行われている。気象庁の3カ月予報によると、今季の降雪量は平年並みか多いとしており、住民や造園業者、シルバー人材センターの会員が樹木を雪の重さなどから守ろうと、連日作業に汗を流している。冬囲い・雪吊りには、低木に施される「縄巻き」、樹木をむしろで覆う「こも巻き」、樹幹のそばに立てた柱の頂部から伸びた吊り縄を使って枝を縛る「枝吊り」などさまざまな技術がある。能代市シルバー人材センターでは今季、先月に入って予約が増え、約100件の依頼を受けた。植木の手入れが得意な60~80代の会員で組織する「剪定班」を中心に、10人余りが2、3人一組となり、今月11日から市内の民家や事業所などで作業を行っている。

熟練の技で「冬囲い」の作業を進める会員たち(能代市鳥小屋で)
熟練の技で「冬囲い」の作業を進める会員たち(能代市鳥小屋で)

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