クマへの対応確認 三種町被害対策実施隊、街なかに出没想定
三種町鳥獣被害対策実施隊の研修会が23日、琴丘支所で開かれた。県自然保護課内にあるツキノワグマ被害対策支援センターの近藤麻実さんを講師に迎え、クマが街なかに出没した場合の対応を確認した。隊員と町農林課職員合わせて約25人が参加。近藤さんは、クマの出没時に現場に出動する関係者について「立場が違い、それぞれ思うところもあるが、誰もけがしないことが重要」と話し、住居集合地域などでの銃猟制限など関係法令を説明した。講話を踏まえ参加者は、鹿渡駅近くで列車と接触したクマが走り去った──との想定で、地図を広げながら指揮系統や捜索の在り方などを確認した。