市民おもしろ塾、杉沢台遺跡想像図を能代市教委に寄贈

 能代市の市民おもしろ塾(渡邉耕佑代表)は21日、市教育委員会に、同市磐で発掘された縄文時代の杉沢台遺跡の想像図(2枚一組)を寄贈した。市教委は「小学校の歴史教育などに活用したい」と話している。杉沢台遺跡は国指定史跡で、縄文時代前から中期にかけての集落跡。想像図は、少年雑誌の挿絵、図鑑、歴史書、宗教関係の書物のほか、北羽新報掲載の「能代山本の先人たち」の挿絵も描いている画家の梅田紀代志さん(大分県湯布市)が制作。アクリル画でサイズは110㌢×80㌢。1枚は、縄文人たちが協力して大型竪穴住居を建てようとしている様子で、背景には米代川、白神山地が描かれている。もう1枚は大型住居内で酒宴に興じる縄文人たちが描かれ、歌い踊る様子、天井につるされた鮭(さけ)、人のそばで寝そべる犬などが生き生きと表現されている。

能代市教育委員会に「杉沢台遺跡想像図」を寄贈したおもしろ塾の渡邉代表(左から2番目)ら
能代市教育委員会に「杉沢台遺跡想像図」を寄贈したおもしろ塾の渡邉代表(左から2番目)ら

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