「木都」のこだわりアピール 台湾企業の代表者ら、能代の銘木会社など見学
台湾で木造住宅や木製家具の販売を手掛ける企業の代表者らが18日、能代市を訪れ、銘木会社などを見学した。県産材の販路開拓に向け、台湾への輸出推進を目指す県事業の一環。台湾企業の代表者に対し、「木都」として栄えた能代の製材業の技術力や素材へのこだわりなどをアピールした。来能したのは台湾で日本風住宅の普及に力を入れる「詮鴻國際住宅股份有限公司」総経理の涂仁鴻さん、家具や厚板など木材製品を販売する「九森原木有限公司」総経理の許馨勻さん。同市中川原の瀬川銘木では、瀬川貴志社長が工場内を案内、全国を飛び回って買い付けた素材へのこだわりや美しい製品を挽(ひ)くことができる技術力の高さも示した。天然秋田杉がふんだんに使われた旧料亭金勇(柳町)や銘木製品を競り売りする県銘木センター(河戸川)なども見学した。