うつ病や自殺予防に理解 能代市でメンタルヘルス専門職研修
能代市の「メンタルヘルスに関する専門職研修」は12日、市中央公民館で行われ、医療、介護、障害福祉の従事者がうつ病や心の健康づくり、自殺予防について理解を深めた。研修は隔年で開催。今回は12日と26日の2日間で、初回は市内の事業所に勤務する介護支援専門員や介護員、介護福祉士、相談支援専門員など15人が参加した。市健康づくり課が市の自殺の現状を説明した後、秋田大大学院医学系研究科准教授の丹治史也さんが「うつ病への理解とその対応について~自殺予防の観点から~」と題して講義。丹治さんはメンタル不調のサインの具体例として、身なりの変化や意欲の低下、ミスの増加、仕事に行くときに生じる体調不良などを挙げ、専門家でなくともできることとして休養と環境の調整を行うよう呼び掛けた。