彩り豊かな絵画並ぶ 能代市の平山はかり店で富樫知里さん作品展

 能代山本で絵画の指導をする富樫知里さん(42)の展示会「一つの視線」が16日、同市上町の平山はかり店を会場に始まった。水彩画や線が主体のドローイングなど彩り豊かな作品が並び、訪れた市民らの関心を集めている。富樫さんは「坊ケ崎美術研究室」を主宰し、4年から各地で水彩画の教室やワークショップのほか、居場所づくり活動「美術ノマド」を展開している。展示会には今年制作した新作を中心に約15点を出品。水彩紙に顔彩絵の具で描いた「石」や酒樽(さかだる)の底に用いられる円形の木材に岩絵具で風景を描いた「狭山」など、日常の風景を切り取った水彩画などがずらり。富樫さんは「作品を見て気持ちに余白を持ってもらい、水彩画の趣に気付いてほしい」と話す。23日までで、入場無料。時間は午前10時~午後4時(21日は休業)。

日常風景を切り取った作品が並ぶ富樫さんの展示会
日常風景を切り取った作品が並ぶ富樫さんの展示会

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