能代科技高で収穫感謝祭 実りの喜びに満たされる

 能代科学技術高(藤原孝一校長)で15日、収穫感謝祭が開かれた。農業科(生物資源科、生活福祉科)の生徒たちは今年1年間の実習で取り組んできた成果を振り返りながら、秋の実りを喜んだ。統合前の能代西高時代から続く伝統行事。この日は農業科の1~3年生約140人が出席し、会場となった大講義室にはネギやダイコン、サツマイモ、シクラメンのほか、ジャムやみそといった加工品を供えた祭壇を用意した。農業クラブの長岡心音会長(2年)は安定した生産の難しさを実感したとし、「1年間無事に仕事を終えられ、収穫ができたことを喜び、天に感謝をささげるのが収穫感謝祭。祭壇に供えられた農作物は収穫したもののほんの一部ですが、今年1年の労をねぎらい、おいしくいただきましょう」と呼び掛けた。出席者全員に豚汁が振る舞われ、生徒たちは事前に一人ひとりが作った同校産サキホコレのおにぎりと一緒に食べながら、今後の学習への意欲を新たにした。

1年間の労をねぎらい、恵みに感謝した収穫感謝祭(能代科学技術高で)
1年間の労をねぎらい、恵みに感謝した収穫感謝祭(能代科学技術高で)

関連記事一覧

error: Content is protected !!