旧料亭金勇に新施設長 元技術者の加藤さん異業種へ〝挑戦〟

 能代市柳町の観光交流施設・旧料亭金勇に今月、新しい施設長が着任した。前任者の定年退職に伴って採用された加藤栄一さん(59)=同市松長布=は、情報通信機器などの保守点検を担う技術者だった。“異業種への挑戦”とも言えるが「能代を代表する観光施設へ携われることに感動している」と、真っすぐ前を見詰める。加藤さんは、能代工高を卒業後、首都圏にある情報通信機器の保守点検会社に就職。パソコンなどのOA機器を中心とした修理に携わってきた。30年ほど前、秋田県内の営業所に転属となり、県北地域の企業などを回った。「60歳を前に新しい挑戦がしたい」と、昨年9月に退職。求職活動中に目に入ったのが金勇施設長の求人で、「催しもたくさん行われている。そこに携わって地域を盛り上げていけたら」と応募した理由を語る。

「金勇の仕事に携われることに感動している」と話す加藤施設長
「金勇の仕事に携われることに感動している」と話す加藤施設長

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