担い手ら伝統の舞 能代市で5年ぶり子ども民俗芸能発表会

 能代市子ども民俗芸能発表会は10日、市二ツ井伝承ホールで開かれた。中学・高校生たちが笛や太鼓のはやしに合わせて獅子舞や番楽などを勇壮で軽やかに披露すると、観客からは地域の伝統芸能を受け継ぐ担い手たちに大きな拍手が送られた。市教育委員会の主催。地域の民俗芸能を継承しようと、学校の総合的な学習の時間などを活用して練習に励む子どもたちの発表の機会にするため、平成23年度から毎年開いてきたが、同ホールが新型コロナウイルスワクチンの接種会場になった影響で中止が続き、5年ぶりに開催された。今年は鰄渕番楽、鶴形ささら、富根報徳番楽の3保存会が参加し、各団体の中学・高校生が出演。若さと勢いがあふれ出すような演舞で観客を楽しませた。

中・高校生ら次世代の担い手が演舞を披露した子ども民俗芸能発表会
中・高校生ら次世代の担い手が演舞を披露した子ども民俗芸能発表会

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