能代市の財調基金、減少傾向続く 今年度も数億円取り崩す見込み

 能代市の「貯金」に当たる財政調整基金は、9月補正後の今年度末残高見込みが36億2033万円となっている。ピークだった平成30年度末(59億8815万円)から減少傾向が続いている。災害対応や投資的な経費だけではなく経常的な経費にも同基金を活用している状況にある。今年度は職員の人件費の上昇や物価高騰への対応などに関し、財源不足分として同基金を取り崩している。12月補正でも人件費上昇など同様の事情から数億円を取り崩す見込みといい、市は「残高を増やしていくことは難しい状況にある」としている。

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