秋色に染まる2024 まち・里山編④
季節の移ろい実感 文教エリア(能代市)
能代市の〝文化の中心地〟として市民に親しまれている追分町の文教エリア。文化会館や能代図書館などが立ち並ぶこのエリアでは、イチョウやソメイヨシノ、カエデ、ドウダンツツジなどの葉が色づき、訪れる地域住民に秋の深まりを告げている。
「樽子山」といわれるこの場所は、高塙移転前の能代高(昭和23~49年)の跡地。現在は市文化会館(市中央公民館)や市勤労青少年ホーム、市働く婦人の家、市立能代図書館、保坂福祉会館といった施設があり、連日多くの市民が利用している。
文化会館の中庭や駐車場には、能代高時代に植栽されたとされるプラタナスをはじめ、イチョウやカエデ、ドウダンツツジ、ソメイヨシノなどさまざまな種類の木々が植えられており、季節の移ろいを感じることができる。
今年は先月中旬ごろから木々の黄葉・紅葉が徐々に始まり、今月7日時点ではイチョウやプラタナスの黄葉が見頃を迎えている。一部のソメイヨシノやカエデの木は6日夜から7日にかけて強い雨風に見舞われた影響で落葉が進んでしまったが、イチョウやドウダンツツジなどは、今後の天気次第だがもう少しの間楽しめそうだ。
(藤田 侑樹)