洋上風力事業の動植物への影響懸念 能代市環境審議会で意見出される
能代市環境審議会(木村俊介会長)は先月30日、市役所会議室で開かれ、市から諮問された「(仮称)八峰能代沖洋上風力発電事業環境影響評価準備書」について事業者から説明を聞き、委員が質問や意見を出した。自然保護関係の委員は「基本的に再エネには反対していないが、『不確実性』とあるように、動植物(への影響)に関してはよく分からないというのが正直なところだと思う。継続的な調査をお願いしたい」と要望。また風車の基礎工(モノパイル打設工)の騒音対策への質問に、事業者側は「打設の時はハンマーから音が出るが、露出している部分をゴム製のカバーで覆う手法を考えている。実際に使用するハンマーはこれから決定するが、騒音の程度を予測して、環境基準を下回るような騒音低減措置を検討していきたい」などと説明した。