明治天皇の業績解説 玄孫の竹田恒泰さん講演会
きみまち阪公園開園100周年事業「竹田恒泰記念講演会」は3日、能代市二ツ井小体育館で開かれた。竹田さんは「明治天皇はどういう天皇だったのか」という切り口で語り、幕末から明治の激動の時代に国を近代化に導いた明治天皇の業績を解説した。講演会は二ツ井町商工会の主催。竹田さんは旧皇族・竹田家に生まれ、明治天皇の玄孫(やしゃご)に当たる。作家や事業家としての顔を持つほか、テレビの討論番組に出演するなど幅広い分野で活躍している。地元住民をはじめ、町内外の400人以上が聴講した講演会で竹田さんは、「私なりに研究したが、(明治天皇は)個性というものがほとんど見えてこない。自分のことは一切言わない、今で言うストイックな人」と言い、新しい君主像として、存在するだけで国力増強につなげた天皇だったとした。