能代市二ツ井町の「畑がない農家」柿木さん、知事に放置柿事業の成果報告

 県の若者チャレンジ応援事業を活用して新規事業に取り組む5人が先月28日、県庁で佐竹知事に現在の取り組み状況や成果を報告した。「畑がない農家」として民家の庭や畑に放置されている柿を活用した加工品開発を手掛ける柿木崇誌さん(37)=能代市二ツ井町=も活動をアピールした。同事業は、若者ならではのアイデアを生かして地域の元気を創出する取り組みに対し、スキルアップや起業準備に必要な経費を助成している。補助額は2年間で最大400万円。柿木さんは4年度に同事業の採択を受けた。今後のビジョンとして「柿酢」の開発を進めていると紹介し、「地域をこれからも活気づけていきたい」と語った。報告を聞いた知事は「いいところに目を付けたね」と話し、地域課題の解決につながる取り組みを激励した。

放置柿を使った加工品開発の取り組みを紹介する柿木さん(県庁で)
放置柿を使った加工品開発の取り組みを紹介する柿木さん(県庁で)

関連記事一覧

error: Content is protected !!