能代市出身の板倉さん、「蒼樹展」入賞 あすまで東京都美術館に作品展示
現代美術・蒼樹会の全国公募美術展60回記念蒼樹展が東京・上野にある東京都美術館で開かれており、会員で東美賞を受賞した能代市向能代出身の板倉敏さん(73)=江戸川区=が描いた水彩画「たのしいな」(F50号)も展示されている。会期は30日まで。板倉さんの「たのしいな」は、今年4月に関東能代会の幹事として参加した能代市での桜植樹事業で板倉さんが感じた楽しい気持ちを描いた作品。6月ごろから約3カ月かけて制作した。今回の作品にも板倉さんが長年、作品の中に入れてきたという隠し絵を描いていて、チョウやカブトムシ、ホタル、ウサギ、犬の他にも、新しい試みとして「秋田、能代を盛り上げよう」と秋田犬や「のしろ」の文字など秋田に関係するものを作品の中に描いた。