十二単あでやかに 写真展も始まる 能代市民芸文祭

 第60回能代市民芸術文化祭(芸文祭)の写真展・十二単(ひとえ)展は28日、市文化会館中ホールで始まった。さまざまな題材の写真や平安時代の正装が来場者の目を楽しませている。装道礼法きもの学院能代支部(池田貴美子会長)の十二単展は平成28年以来の実施。会期中は各日午後1時から着付けの実演を行い、ナレーターの解説と合わせて、色の濃さや淡さの違う打ち掛け、表着、唐衣などを15分ほどかけて着付ける。池田会長は「華やかで優雅な平安時代の文化を感じ取ってほしい」と話す。また写真展は、能代山本の5人でつくる能代山本写真連盟(田村房雄会長)が36点を出品。全国各地で撮影した幻想的な風景や躍動感のあるスポーツ、祭り、動植物、行事の写真が並んでいるほか、県内外の写真展で入賞した作品が多く展示され、来場者が足を止めて1点1点眺めている。30日まで。時間は午前9時30分~午後5時(最終日は同4時まで)。

優雅な十二単と幻想的な写真が来場者を魅了(能代市文化会館中ホールで)
優雅な十二単と幻想的な写真が来場者を魅了(能代市文化会館中ホールで)

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