河道掘削など減災対策の取り組み確認 米代川流域の首長ら意見交換
能代市や藤里町、八峰町といった米代川流域の自治体や国、県などでつくる減災対策、治水のための協議会が22日、同市鰄渕の国土交通省能代河川国道事務所で開かれ、河道掘削や防災教育といった関係機関の取り組みを確認した。米代川の氾濫を可能な限り防ぐ・減らす対策として、同事務所は今年度着工した能代地域での河道掘削事業を紹介。川岸の一部を削って土砂を運び出すことで川の断面積を大きくして水を流れやすくするもので、今年度は中川原工区で実施。今後、複数年かけて下流から上流に向けて順次進める。河道掘削によって洪水時の水位を低下することで、米代川に注ぐ悪土川流域の被害防止にもつなげたい考えで、同事務所の小笠原清所長は「今後も効果的、効率的に被害軽減に努めていく」と話した。