県内外の囲碁ファンも熱戦楽しむ 女流本因坊戦で大盤解説会
第43期女流本因坊戦五番勝負第2局に合わせた大盤解説会が20日、能代市柳町のプラザ都で開かれた。県内外の囲碁愛好者ら約50人が集い、プロの解説に耳を傾けて対局の奥深さを感じ取った。本因坊戦能代市開催実行委員会(委員長・斉藤市長)が、女流本因坊戦の記念事業として開催。解説は後藤俊午九段、聞き手は日本棋院能代山本支部長の安岡明雄さんが務めた。記録係として対局を間近に見ていた女流棋士の茂呂有紗二段も合間を縫って駆け付けたほか、終盤には、対局の立会人を務めた二十四世本因坊秀芳(石田芳夫九段)、藤沢女流本因坊の兄弟子に当たる高尾紳路九段も解説に立った。さらに終局後は、熱戦を終えたばかりの藤沢女流本因坊、牛栄子四段も登場、疲労も表情に出さずに対局を振り返り、ファンを喜ばせた。