脚本家の加藤さん、古里での「碁盤斬り」上映会で舞台あいさつ

 能代市柳町のイオンファミリーシアター能代で19日、時代劇映画「碁盤斬り」が上映され、多くの市民が観賞した。脚本を手掛けた同市出身の加藤正人さん(70)=東京都=の舞台あいさつも行われ、オリジナル脚本誕生のエピソードに聞き入った。「碁盤斬り」は、囲碁を巡る人情ばなしの古典落語「柳田格之進」を元にした物語で、監督は白石和彌さん、主演は草彅剛さん。20日の第43期女流本因坊戦に合わせ、19、20日全4回上映が実現した。19日の最終3回目は約70人が来場し、上映前に舞台あいさつした加藤さんは、この作品は誰かに頼まれて書いたものではなく、好きな囲碁の映画の脚本を書いておきたいと思い執筆したことを紹介、「自分としては大変、満足する結果。今はうれしい気持ちでいっぱい」と充実感を漂わせた。

映画「碁盤斬り」の上映を前に、脚本を手掛けた加藤さんが舞台あいさつ
映画「碁盤斬り」の上映を前に、脚本を手掛けた加藤さんが舞台あいさつ

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